熊日出版

本・雑誌のご紹介

学術の森の巨人たち 私の編集日記

学術書の世界に新しい天地を開いた編集者の軌跡

著者:池永陽一
体裁:四六判、並製本、184ページ
出版年月日:2015年8月13日
定価:1,375円(本体1,250円+税10%)
ISBN:978-4-87755-516-0 C0095
発行:熊本日日新聞社
制作・発売:熊日出版

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説明

内容紹介

元講談社出版部長で学術文庫の創刊に携わった著者が、編集者として出会った人や本との忘れられない思い出をつづった随筆集。熊本日日新聞夕刊に連載したコラム「ある日あの人」を中心に、新たなエピソードを加えた。

 

目次

はじめに
Ⅰ ある日 あの人

祖国への警鐘『日本の禍機』
「クローデル」翻訳での縁
徳富蘇峰の『終戦後日記』
漢江の夕日 -韓国の出版社社長、崔先生と
東京裁判をすべて傍聴した元海軍少佐
シュリーマンの『日本旅行記』
ドイツで出会った美しい日本語
竹山道雄先生と感激の出会い
ロマンかき立てる『五足の靴』
丸山先生の『小泉八雲新考』
研究者シュテファン君のこと
『名ごりの夢』を読む
ブリグト先生のウィンク
今も新しい木田元先生の『反哲学史』
「みかんの花咲く丘」を歌う
花立先生と読む「国是三論」
古都ハイデルベルクと熊本
熊本城炎上を見た「城下の少年」
日本初の落下傘体調 -堀内海軍大佐
「よりかからず」に生きる
ソローの『森の生活』を新訳で
小塩節先生の『私のゲーテ』
安藤忠雄先生の木造りの新園舎
熊本洋学校のジェーンズ邸を訪ねて
読み方教える『本を読む本』
池部良の粋と悲哀
若者の支持得た『韓国N世代白書』
忘れられぬ八雲の名作「停車場にて」
平川先生のダンテ「神曲」に挑戦
毅然とした親に畏敬の念
西南の役 -事は我が郷里に関す
西郷の魅力あふれる「南洲遺訓」
さても寒き春ニて御座候
俳句 -四合目からの出発
処世の術説く鴎外の「知恵袋」
「五輪書」に立ち向かった仏教学者
熊本の春を想いながら

Ⅱ 学術文庫覚書

決闘に生きたドイツの若者 -『世紀末ドイツの若者』
必読の西洋古典の最高峰 -『ガリア戦記』
言語についての既成概念を問いただす -『言語文化のフロンティア』
祖国朝鮮への愛と忠誠 -金素雲の『三韓昔がたり』
厚みのあるドイツ文化 -『ドイツの都市と生活文化』
今を生きるための「加藤倫理学」-『現代倫理学入門』
蘇る明治日本の面影 -「小泉八雲選集」
戦後日本を根底から問い直す現代日本社会論-『現代日本のリベラリズム』

Ⅲ 学術をポケットに! -学術文庫の心

Ⅳ 歴史への参画

船長のオデッセー -船長森勝衛とロレンス・ヴァン・デル・ポスト
独行道 -武蔵の気概と覚悟
戦後の蘇峰 -『終戦後日記』の編集を通して

Ⅴ 学術編集者の道を歩んで
解説
あとがき

  

                                                      

著者紹介

1942年熊本市生まれ。熊本県立済々黌高校、東京大学卒業。講談社入社後、少女フレンド編集部、講談社学術文庫出版部長等を経て、野間教育研究所所長、野間自由幼稚園園長を歴任。少林寺流空手道5段師範。東京都西東京市在住

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