熊日釣り情報

熊本日日新聞 釣り欄取材メモ

八代海の瓢箪島

天草市倉岳町 宮田漁港
平成25年2月2日

 寒さは少し緩んだ2月2日、どんよりとした冬空です。北西の風は冷たいのですが、八代海は穏やか。天草市倉岳町の宮田漁港から中型アジ狙いで出船。遊漁船のニューくらたけ丸(山並敬司船頭)に乗り込んだ釣り人は4人でした。

 最初のポイントは、えびす像を間近に望む海域。大ダイを抱いたえびすさんの前で釣り開始です。中型アジの当たりは散発的でしたが、回遊魚なので、悪くない釣果でした。ガラカブやいい型のメバルもきたので。

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 ポイント移動の途中、瓢箪島の近くを通りました。やはり、ひょうたんの形です。NHKテレビの人形劇「ひょっこりひょうたん島」を思い出しました。ひょうたん島のモデルは、ウィキペディアによると瀬戸内海の広島県尾道市と愛媛県今治市にまたがる瓢箪島、岩手県大槌町沖の蓬莱島といわれているそうですが、天草にも瓢箪島があることは釣り人の多くが知っています。

 大槌町沖の蓬莱島にあった灯台が3.11の大地震の時に大津波で消失し、ニュースにもなりました。昨年12月、灯台が再建されたときも「ひょっこりひょうたん島」のモデルの島とテレビで流れていました。

 宮田漁港のほぼ真南、約2.5㎞沖にある瓢箪島は蓬莱島よりずっと大きいようです。島名も見たままの瓢箪島。スーイスイと船についてくるよな錯覚に陥ります。50歳代後半以上の人なら分かりますよね。「ひょっこりひょうたん島」の大統領はドン・ガバチョでした。サンデー先生、博士、ダンディ。人形劇のキャラクターは半世紀たっても、記憶の中で独特の動きをしています。平日の夕方、この番組を見るためにテレビの前に陣取っていましたから。(掛)

  • えびす像の前で釣り開始
  • えびす像の前で釣り開始
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