ついにここまで－という感じがしました。５月25日に行った上天草市松島町の干切港の南側堤防に立つと、空は真っ白。八代海の三ツ島や大築島がかすかに見える程度。対岸の八代市の山並はまったく見え見えません。そうです。微小粒子状物質（ＰＭ2.5）が空を覆っているのです。数日前から、同物質の大気中濃度が環境基準を上回る水準で推移しており、県も注意を喚起していました。

　そのためか、ウキ釣りの永本さんは「少しは違うと思って」とマスクをしています。でもＰＭ2.5は、釣果には影響がないようで、永本さんは続けて３匹のチヌを上げました。マスクで口元は見えませんでしたが、メガネの奥の目は笑っていました。（掛）