熊日釣り情報

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令和2年10月22日発行 560号

宮田漁港沖の筏(天草市倉岳町)

秋の釣り筏、メイタ入れ食い

 天草市倉岳沖に浮かぶ釣り筏。ダゴチン釣りでメイタが入れ食いという。ごく細の仕掛けで大型のチヌを釣り上げる醍醐味がダゴチンの魅力だが、型は小さいが数釣りが楽しめるのは今の時期も捨てがたい。10月6日、宝徳丸(原田光成船長)の釣り筏に乗った。

 ダゴチンは、撒き餌とおもりを兼ねた団子を使うユニークな釣り。赤土や石粉をベースにオキアミやカイコのさなぎ、押し麦などを混ぜた団子は、濁りと臭いによる集魚効果が大きい。赤土が熊本流だが、養殖場のそばなどでは赤土は禁止されている。

 ごく細の1.8mほどの専用竿に道糸2号、ハリス1号一ヒロ半、3号のチヌ針とカミツブシというシンプルな仕掛け。当りは竿先でとる。よく見ていないと見落とすほどのわずかな当たりだったり、一気に竿先を海中に持ち込む強引な引きだったり、竿先に表れる当りで、食いついた魚の種類や大きさなどをはかる面白さはダゴチンならでは。食いが立つと、竿先を大きく曲げる当りが多いようだ。

 この日は秋晴れ。北風が強く、海面が騒がしい。潮の流れも速く、繊細さが身上のダゴチンには不向きの状況。下げ潮を狙って、満潮(午前10時57分、三角港)ごろ、釣り筏に乗った。(…続く)

※仕掛け図、地図など 詳細は「熊日釣りタイム」第560号(令和2年10月22日発行)をご覧ください。

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