熊日釣り情報

釣りタイム最新号情報・最新号記事

令和2年4月23日発行 548号

湯島沖のヒラメ(上天草市大矢野町)

コノシロ餌に一発狙い

 いよいよ、ヒラメ釣りの時季になった。例年、イワシの泳がせ釣りで狙うのが定番だが、今年は餌となるイワシが入手しにくい。そこで20㎝ほどのコノシロを泳がせ、〝1発狙いの座布団級〟を追った。

 4月8日、鳩之釜漁港の幸福丸(本田賢治船頭)に乗船し、釣り客6人と午前6時に出船した。

 満月が大きく見えるスーパームーンのこの日は、大潮で満潮が9時9分(三角港)。満干の潮位差は4m以上となり、底取りが重要となるヒラメ釣りにはタフなコンディションだ。

 ポイントに到着し、船を止めると本田船頭は手作りで孫針付きの仕掛けと40号のオモリを配り、コノシロへの針の付け方を説明する。

 準備が整い、仕掛けを投入する。水深は40m前後。理想は底から15㎝ほどオモリを浮かして当たりを待つが、海底は起伏が激しいので、底を感じたら竿を持ち上げる。たまに底を取りながら探る動作が重要となる。

 潮の流れが早く、底取りに苦戦する時間が続く。さらに、オモリが底をたたき、本物の当たりと区別も難しいようだ。

 午前8時15分、本田船頭が「今、餌をくわえた」とリールから糸を出して、「1、2、3…10」と声に出し合わせると竿が曲がった。「いい型みたい」とゆっくりと巻き上げる。「巻くときテンションを緩めたら外れやすいから」と釣り方の実演交じりで、60㎝ほどの座布団級のヒラメを釣り上げた。(…続く)

※仕掛け図、地図など 詳細は「熊日釣りタイム」第548号(令和2年4月23日発行)をご覧ください。

これまでの記事

Page Top