熊日釣り情報

熊本日日新聞 釣り欄取材メモ

ケキョケキョケキョ

有明海・野釜島沖
平成25年3月3日

 ひな祭りの3月3日は寒い朝でした。金比羅丸(浦本勝船頭)が繋留された天草1号橋のたもとに着いたのはちょうど夜が明けごろ。車から降り、冷やっとした空気に包まれた途端、どこからかケキョケキョケキョと聞こえてきました。ウグイスです。1日に春一番が吹いたので、南の方から移動してきたのでしょう。まだ上手に歌えませんでしたが、なんだかハッピーな気持ちになります。「この谷には、この1匹だけだもんな」と浦本船頭。ウグイスは縄張り意識が強いので、寒い中でもテリトリーを主張します。

 晴天快晴の有明海・野釜島沖。北寄りの風が冷たく、ニット帽を目深にかぶり、ネックウォーマーをつけていても顔を刺すような風が海上を吹き抜けます。ただ、春の日差しと紫外線は強く、日焼けしました。この時期でも、日焼け止めは欠かせません。

 湯島のほうに目をやると、遊漁船が同じ方向を向いて止まっています。メバルかガラカブ釣りの遊漁船です。当方もイワシの泳がせ釣りで狙うのは同じ。海水温が低いのか、メバルの食いはいまいちでした。(掛)

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