熊日出版

本・雑誌のご紹介

たんぽぽ 一九七〇年 秋

1970年、全日本フォークジャンボリーから関西フォークキャンプへ。16歳の僕が旅をして得たものは―

著 者  :守屋 一於(もりや かずお)
体 裁  :四六判、並製本、272ページ
出版年月日:2023年7月25日 ※発売は9月15日
定 価  :1,760円(本体1,600円+税10%)
I S B N   :978-4-908313-98-1 C0093
制作・発売:熊日出版

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説明

内容紹介

旅に出て 誰かに出会い
ディランを聴いて また旅に出る
恋をして 歌い 路上をさまよう
旅立って行く者
旅立ちたくてもがく者
旅立つことを諦めた者
16歳の僕は たんぽぽで 見ていたんだ
不確かで ぼんやりとした何かを

◇ ◇

1970年、中津川フォークジャンボリーから京都へと、16歳の僕は初めての旅に出かけた。
ヒッチハイクをしながら、駅で寝ながら、いろんな人に出会い、何かに目覚めていった。
旅から帰り、ロック喫茶に変わった「たんぽぽ」で「部族」を知り、彼らにあこがれる。
そしてみさきに恋をする。
コンサートで歌い、京都や萩や奄美大島へと旅をするうちに、旅への思いは膨らんでゆくが、その一方で、徐々にみさきに物足りなさを感じ始める…。

◇ ◇
本文中、当時(1970年前後)の懐かしい楽曲名が登場し、物語を演出。
「夢は夜ひらく」(三上寛)、「夜汽車のブルース」(遠藤賢司)、「遠い世界に」(五つの赤い風船)、「コーヒーブルース」(高田渡)、「私たちの望むものは」(岡林信康)、「朝」(はっぴいえんど)、「戦争は知らない」(ザ・フォーク・クルセイダーズ)、「風に吹かれて」(ボブ・ディラン)、「冷たくしないで」(ジョーン・バエズ)、「ヘルプレス」(クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング)、「キャッチ・ザ・ウインド」(ドノヴァン)、ほか

たんぽぽ◇目次

たんぽぽ チラシ

◇ ◇

著者紹介

1954年、熊本県生まれ。グラフィック・デザイナー。1984年 株式会社オードリー・ザ・デザイン設立。
1986年、アメリカ50年代のイラスト集「GOLDENYEARS OF AMERICA」をリヨン社より出版。1994年サンフランシスコ・フォークアート・ミュージアムにて「自然布」の展覧会に合わせて「Riches from Rags(襤褸布の豊かさ)」を出版。

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