熊日出版

本・雑誌のご紹介

ななな、ななななな? 熊本弁コージ苑

ディープな熊本弁ワールドへようこそ

著 者  :工事郎

体 裁  :A5判、並製本、232ページ
出版年月日:2017年12月18日(発売)
定 価  :1,430円(本体1,300円+税10%)
I S B N   :978-4-87755-565-8 C0081
発 行  :熊本日日新聞社
制作・発売:熊日出版

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説明

内容紹介

平成27年から熊日夕刊連載「ぷれすけと学ぼう! 熊本弁コージ苑」他2編に10編を加筆。方言の中でも関西弁や博多弁は全国的にメジャーなのに、熊本弁は地元の若者でさえ理解できなくなっている現実に一矢報いたいと出版化。だからと言って小難しい言語学本とはひと味もふた味も違う。読むと必ず笑いが「のさる」(手に入る)痛快エッセー。

県外で方言を使い、あり得ない勘違いをされ思わず噴き出した経験をお持ちの工事郎氏。本書にもエピソードが紹介されています。その中から、一つ。

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夏。八ケ岳に登った私たち一行3人は「打ち上げだー」とばかり、長野県は松本市内の居酒屋に飛び込みました。

 

私「よーし、飲むぞー」

同僚N「さしより焼き鳥盛り合わせとイカ納豆どん(・・)食うかね」

同僚K「モロキュウもよかですか」

店員「わかりました」

 

運ばれた料理を見てびっくり。いきなり「イカ納豆丼(・)」が来たではないですか。「今から酒を飲むのに、ご飯はなかろう」と言うと「でもイカ納豆どん、とおっしゃるものですから」と店員。聞けばわれわれのために特別に作ったとか。

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読み始めたら止まらない、クセになりそうな工事郎節。熊本人スピリッツをDNAレベルで呼び覚ます会心の作です。年末年始で里帰りする方へのご贈答品にも、ぜひ一冊どうぞ。

 

 

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