内容紹介

AI やロボット等の新たなテクノロジーによって、社会の中でデジタル・トランスフォーメーション（DX）が進んでいる現代。そんな中、熊本県高森町が平成24（2012）年から教育DX を進めてきた様子を、事例を取り上げながら詳しく紹介する。子ども達の主体的な学びを中心に据えた高森町の軌跡を感じ取れる１冊。

著者紹介

山本朋弘（やまもと　ともひろ）　中村学園大学教育学部　教授
・博士（情報科学）、修士（教育学）。東北大学大学院情報科学研究科を早期修了。鹿児島大学教育学部附属教育実践総合センター講師、鹿児島大学大学院教育学研究科准教授を経て、令和３（2021）年から中村学園大学教育学部教授。
・文部科学省　「教育の情報化に関する手引」検討委員、文部科学省ICT 活用教育アドバイザー等、文部科学省の検討委員等を歴任。その他、九州管内の約20の自治体の教育アドバイザーとして関わる。
・日本教育工学協会副会長、九州教育情報化研究会事務局長､日本教育工学会、日本教育メディア学会の編集委員を務める。日本教育工学会、日本教育心理学会、日本科学教育学会、日本教育メディア学会、日本教育システム情報学会の会員。

清水康敬（しみず　やすたか）　東京工業大学　名誉教授
・東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了。工学博士。（株）第二精工舎、東工大助手、助教授を経て昭和60（1985）年同教授。教育工学開発センター長、大学院社会理工学研究科長、平成13（2001）年国立教育政策研究所・教育研究情報センター長。平成16年独立行政法人メディア教育開発センター理事長､平成21年国立大学法人東京工業大学監事。
・中央教育審議会専門委員､文部科学省「教育の情報化に関する手引」検討委員会委員長、総務省先導的教育システム実証事業評価委員会委員長等、文部科学省や総務省の委員長等を歴任。
・IEEE Fellow､日本教育工学協会会長、日本教育工学会会長､日本科学教育学会理事､日本音響学会理事等を務める。平成11年文部大臣賞受賞。平成12年郵政大臣表彰。平成23年総務大臣表彰。

堀田龍也（ほりた　たつや）　東京学芸大学教職大学院　教授
・東京学芸大学教育学部卒業。東京工業大学大学院社会理工学研究科博士後期課程修了。博士（工学）。東京都公立小学校教諭､富山大学教育学部助教授､静岡大学情報学部助教授､独立行政法人メディア教育開発センター研究開発部准教授､玉川大学教職大学院教授､文部科学省参与等を経て､東北大学大学院情報科学研究科教授。現在､東京学芸大学大学院教育学研究科教授､学長特別補佐を兼担。
・中央教育審議会委員､デジタル学習基盤特別委員会委員長､教育データの利活用に関する有識者会議座長､情報活用能力調査に関する協力者会議主査ほか､教育の情報化に関する委員を歴任。
・日本教育工学会会長。平成23（2011）年文部科学大臣表彰（情報化促進部門･個人）。

新地辰朗（しんち　たつろう）　宮崎大学　理事・副学長
・博士（工学），修士（学校教育学）。鹿児島県公立高等学校教諭を経て，平成８（1996）年より宮崎大学。平成17年教育学部教授，平成23年大学院教育学研究科長，平成27年教育学部附属教育協働開発センター長，平成30年より宮崎大学理事・副学長（教育・学生担当）（現在に至る）。
・宇宙開発事業団「衛星利用促進委員会」委員，文部科学省「教育情報化総合支援モデル事業」企画評価委員会委員・「確かな学力の育成に係わる実践的調査研究」企画評価委員・「ICT活用教育先進国の訪問調査委員会」委員，日本教育工学協会副会長・学校情報化認定委員会委員長を歴任。
・日本教育工学協会評議員，（財）パナソニック教育財団専門委員，一般社団法人高等教育コンソーシアム宮崎業務執行理事を務める。日本教育工学会，日本科学教育学会、日本産業技術教育学会，日本情報科教育学会，情報処理学会，電子情報通信学会の会員。

髙谷浩樹（たかや　ひろき）　 元文部科学省　情報教育・外国語教育課長（現 内閣官房　内閣審議官 兼 内閣府健康・医療戦略推進事務局次長）
・大阪大学大学院工学研究科修士課程修了。その後は行政官として研究推進をはじめとする文部科学行政に広く従事。その間、スタンフォード大学留学の他、在スウェーデン日本大使館一等書記官、科学技術政策担当大臣秘書官、国立研究開発法人理化学研究所経営企画部長等を歴任。現在は内閣官房内閣審議官 兼 内閣府健康・医療戦略推進事務局次長。
・平成30（2018）年から令和２（2020）年まで文部科学省初等中等教育局情報教育・外国語教育課長としてGIGA スクール構想の立ち上げを主導。その後もデジタル庁アドバイザー等として、行政側から教育DX に関与。
・日本教育工学協会会員。著書「教育界とデジタル技術」（東洋館出版社）ほか。