本・雑誌のご紹介
社会保障の新たな展開と社会保障法
社会の変容に対応して向かうべき21世紀の社会保障とは―
著 者 :石橋 敏郎(いしばし としろう)
体 裁 :A5判、並製本、284ページ
出版年月日:2023年9月15日 (発売:9月27日)
定 価 :1,980円(本体1,800円+税10%)
I S B N :978-4-911007-02-0 C0036
制作・発売:熊日出版
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説明
内容紹介
予防重視型システム、ベーシック・インカム、地域共生社会、異次元の少子化対策…。
最近の社会保障の展開について新たな視点から考察した論文集。
20世紀型の社会保障が時代に合わなくなってきた。当時に前提とされた家族・雇用・社会・経済関係が大きく変わってきたからである。超少子・超高齢社会、フリーランス(新不安定雇用)、自然災害の頻発などニューリスクの出現…、さらに新型コロナパンデミックは新たな社会保障制度構築への必要性を我々に強く訴えかけた。21世紀型の社会保障とはどのようなものであるべきか、発想の転換による新たな仕組みや新制度への構想、そういったものがいま求められている。
本書では、社会保障の変容が明らかになってきたと思われる2005(平成17)年以降から、新型コロナウイルス感染症対策までの約20年間の足取りを追っている(各論文を1冊にまとめた)。介護保険分野における予防重視型システムへの転換、地域包括ケアシステムの構築による「施設から在宅へ」という動き、社会福祉法人制度の改革、地域住民同士の助け合い・支え合いによる「地域共生社会」の構想とその推進といった新たな現象の紹介に始まり、最近のコロナ対策の数々、およびベーシック・インカム論まで、社会保障の変容・最近の新たな展開のいくつかを拾い上げて考察。
著者紹介
1951(昭和26)年熊本県阿蘇郡南小国町生まれ。熊本女子大学生活科学部助教授、熊本県立大学総合管理学部教授、熊本大学教育学部シニア教授を経て、2020(令和2)年に退職。
主要編著書:『アメリカ連邦労災関係立法の研究-適用範囲の拡大をもたらした生活保障の視点』(峨野書院、1999年)、『社会保障法における自立支援と地方分権-生活保護と介護保険における制度変容の検証』(法律文化社、2016年)、『光る人材はどこにいても光る』(熊日出版、2020年)、ほか
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