本・雑誌のご紹介
オールド・ゼンの物語
ローゼン先生から見た日本は不思議がいっぱい?!
著 者 :アラン・ローゼン
体 裁 :新書判、並製本、176ページ
出版年月日:2020年4月23日(4月10日発売)
定 価 :1,200円(本体1,091円+税10%)
I S B N :978-4-87755-643-3 C0095
発 行 :熊本日日新聞社
制作・発売:熊日出版
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説明
内容紹介
“もっこす―アメリカン”な私
70年代、名門大学院で文学博士号を取った若き米国人が、ひょんなことから熊大へ。日本は、熊本は、何て不思議で面白い!?
小泉八雲の系譜を継ぐ「最後のお雇い外国人」ローゼン先生が語る愉快で、時にはほろ苦い、日米比較論もいっぱいの半世紀(半生記)。
熊本日日新聞連載「オールド・ゼンの物語」「オールド・ゼンのこぼれ話」に、新たな書き下ろしを加えて書籍化。
〈軽妙ではあるが、チクチクと批判精神溢れたその文章には、怒りあり、失敗あり、諦めありだが、一方で友人あり、陶芸あり、結婚ありで、ローゼンさんの思い至った日本は「ラブ―ヘイト」(好きでもあり嫌いでもある)だった。〉小野友道(熊本大学顧問・名誉教授)
【オールド・ゼンの物語 目次】
◎エッセー
熊本初日、空港で独りぼっち/ハングリー? と聞かれても/でたらめあいさつ、でも拍手/リンカーンが似合う小学生/14歳で父から運転教わる/高校新聞部でコラムニスト/憧れのジャガー、父、涙/アイビー・リーグは競争社会/「何これ?」-日本との出合い/アフリカか弁護士か文学か/文学博士に、でも仕事がない!/不思議の国ニッポンへ出発/1日だけの東京、浴衣に歓声/日本の食事、2週間でダウン/「遅刻魔」の先生にやきもき/週に7コマの授業こなす/大きなはんこ、漢字で「老禅」/「初がっかり」事務との攻防/バイクで発見、宝物の場所/習字の先生がドライブの友/運転しながら日本語修業/陶芸との出合い、最初はアメリカ/日本の美意識、見る「目」養う/並んでろくろ回し、結婚を意識/加藤神社、羽織はかまで挙式/ロックの歌詞を英語教材に/『ロックの心』シリーズ4冊/郵便局で怒ったり謝ったり/来熊百年、ハーンと向き合う/ハーンと同じ「寂しさ」私も/「お雇い外国人」でなくなる/今では「仏のローゼン」に/「日本人」になるって難しい/妻は陶芸家に、工芸展で栄冠/数字癖/お金拾いの1年/思い出のタクシー/これからも熊本で暮らす
◎お雇い外国人について(宮下和也)
◎オールド・ゼンのこぼれ話
「シル」との日々/文学は何のため/地震と私/相撲マイラブ/千秋楽という言葉/防犯パトロール/たくさんの名前/夜の赤信号/壁と塀と石垣と
◎2022年夏の空港で
著者紹介
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)に連なる「お雇い外国人」の最後の一人。熊本大教養部の外国人英語教師や教育学部教授を歴任し、2011年定年退職。退職後も熊大で授業を続けるほか、県立大でも一時講師を務める。放送大学教授などを経て現在、熊大五高記念館客員教授。
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