内容紹介

40余年、教職を全うした著者による回想録。幼少時の思い出から教職を目指したいきさつ、進路指導に燃えた青年教師時代の出来事、教頭、校長と職務が変遷していく中で出会った生徒たちとの熱い日々の記憶をつづります。自身の経験が、現役生徒の「学び」の意味に気づくヒントに、また教育現場での課題解決の一助になれば、との思いが込められています。タイトルにある「1896年」はイギリスの宰相、ウィンストン・チャーチルの若き日のエピソードにちなんでいます。

＜主な掲載内容＞
・白いプレート
・O君と県下一斉と私
・1896年との出会い
・畑だって着替えたい
・千の風になって　～我が教職人生～
・蚊帳
・『公務員組』かく戦へり
・「赤ちゃん」からの訴状
・叱ってくれてありがとう
・いつでも夢を
・発見！　ネオカジラ コンフラゴーザ
・スクランブル
・飯米救国　～いつでもコメを～
―など全42話収録

著者紹介

熊本市生まれ。熊本大学大学院を経て熊本県高等学校教諭に。教諭退職後は県内の私立大学で世界史の講義を担当する。幼少時に経験した6.26水害が人生で初めての記憶。