熊日出版

目標を持つことの大切さ PARTⅡ

結婚する前はほぼほぼナイスバディ(自分の中では)だったのに、結婚してからというもの、気が抜けたのか食べすぎなのか、“健康優良児” 体形になりつつあった私。食べたもの全部、いや空気でさえ太ってしまいそうな感覚で、これはどうにかせねば…と襲ってくる危機感と焦燥感。というわけで、以前やっていたテニスを再開しました。

通い始めたテニススクールでは、レッスン前の軽い体操でさえ息が切れる始末。まだラケットを握っていない段階でこれって、どんだけ自分の体を甘やかしてきたの? いざラケットを握っても、ボールはとんでもない方向に飛んでいくし。もうなんだかなぁ、うまくいかないなぁ。テニスは好きなんだけど、楽しくないなぁ。

しかし、そんな私の心に火をつけたのが、リオ五輪での錦織圭選手の活躍。中でも準決勝の対モンフィス戦で見せた2時間53分の激闘は圧巻でした。タイブレークにもつれ込んだ第3セット、相手に3回マッチポイントを握られながらも粘りに粘り、5連続ポイントで逆転勝利をもぎ取った姿にふるえるほど感動し、試合が終わった瞬間は錦織選手と同じポーズでうれし泣きしました。

それからというもの、私の中で台頭しつつあった怠け心を封印し、上のクラスに進級できた暁にはラケットを新調しようと自分の目の前にニンジンをぶら下げ、ひたすら頑張る毎日。レッスン前には必ず錦織選手の試合を見て出かけます。クラスは初級だけど、気分は錦織圭。自分ではイメージトレーニングのつもりです。テニスのために腹筋とステッパーを始め、レッスンのミニゲームで負けたら自宅の近所をランニング。部活動のようですが、こんな時間の過ごし方、自分ではなかなか気に入っています。

また、コーチが懸命に教えてくださったおかげで、あちらこちらに宇宙遊泳していたボールもなんとかコートに入ってくれるようになりました。ダイエットを目標に再開したテニスでしたが、だんだんと以前やっていたころの楽しさが戻ってきて、今や私のハートの中はテニスLOVEであふれています(ごめん、ダンちゃん)。

いま、アメリカでは錦織選手が参戦している全米オープンテニスが開催中です。4月の地震のときには、南阿蘇村にマットレスを贈ってくれた心優しい錦織選手。熊本から熱く、熱く応援しています。目指せ、グランドスラム初制覇!!  (くっしー)

 

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ちなみに会社のデスクにはこのカレンダーを置いて気合を入れています

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