熊日出版

目標を持つことの大切さ

毎週末は、義父と母を連れて、
阿蘇や天草など、一日コースのドライブに行くのが習慣となっています。
5年ほど前から、義父は一人住まいとなり、
なかなか風呂に入らなくなったため、
各地の温泉に連れていく目的で始めました。
昨年春には、今度は父が亡くなり、母も一人暮らしになったため
一緒に連れて行くことに。

毎週、どこに連れていこうかと頭を悩ますことも多いのですが、
今回は昼食後、まず県立美術館分館で、
ランナーの先輩が出品している
シルバー作品展を鑑賞しました。
60代から80代、中には95歳の方の力作-
書道や絵画、彫刻、写真など―がずらりと並んでいました。

88歳の義父が珍しく、興奮気味で、気に入った作品をカメラで撮りまくりました。
「ほら、じいちゃんより年上の人が、こがんいい写真を撮っとらすですよ!」と言うと
「おれも来年は出品してみようかな」と珍しく前向きな発言。
最近いろいろ、手を焼くことが増えてきたじいさまですが、
この日ばかりは目が生き生きとしていました。
阿蘇に着くと何度も野の花の写真を撮っていました。
人間、いくつになっても目標を持つことは大切ですね。         (と)

 

DSC_1793
※先輩の「鳥獣戯画」と題した木彫を見に行き、じいさまは目覚めた!

 

 

Page Top