熊日釣り情報

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令和3年3月25日発行 570号

解禁ヤマメ 序盤は不調…(川辺川水系、緑川水系)

待たれる水温上昇と食い気

 3月1日に解禁となったヤマメ釣り。太公望たちが待ちわびたシーズンインだったが、状況は芳しくない。〝渓流の女王〟に一体、何が―。川辺川支流を訪ねた時の様子と、緑川水系に詳しい緑川漁協の田中保広さん(71)=山都町=の話をまとめた。

 2日付の熊日朝刊に載っていた解禁初日の記事は、熊本市中央区の男性が川辺川上流(八代市泉町)で15匹釣り上げたと伝えていた。しかし男性は「いまひとつ食い付きが悪い」と、満足いく状況ではなかった様子。

 本誌記者も解禁から5日経った3月6日、川辺川支流の五木小川(球磨郡五木村)を訪ねた。八代市の男性がルアーで狙っていたが、釣果は20㎝のヤマメ1匹のみ。「姿はちらほら見えるが、まだ食い気がない感じ」と話していた。

 2人に共通したヤマメの食いの悪さ。他の水系ではどうなのだろうか。少年時代から緑川水系でヤマメを釣ってきたという田中さんに詳しく聞いた。

 緑川水系の解禁初日とその後の数日間は、「全く釣れていないということはない」と田中さんは話す。「場所や腕の差はもちろんあるが、釣っている人はそこそこ上げているしサイズも悪くない」という。しかし、不調という印象も拭いきれず、その理由は水温の異常な低さにあると断言する。(…続く)

※仕掛け図、地図など 詳細は「熊日釣りタイム」第570号(令和3年3月25日発行)をご覧ください。

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