熊日釣り情報

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令和5年3月9日発行 617号

支流は台風被害から回復

ヤマメ解禁を前に緑川チェック

 3月1日、ヤマメ釣りが解禁を迎えた。多くのファンが待ちに待ったが、昨年9月の台風14号によって県内の河川では様子が変わってしまった所もあり、釣果への影響が心配されている。ヤマメ釣りの一級ポイントが多い緑川の状況について、緑川漁協の田中保宏さん(73)=山都町=に話を聞いた。

 田中さんは緑川のそばで生まれ、物心がついた頃からヤマメ釣りを楽しみ、毎日のように緑川を見てきた。昨年の台風14号による被害は過去最大だったと言い、「自身の安全はもちろんだったが、『川は大丈夫か』という心配が頭をよぎった。実際、あの一夜で川の様子が変わってしまった」と、当時を振り返る。

 2022年の台風14号は9月18~19日にかけて熊本県を北上。田中さんによると緑川の上流部では最悪のコースとなり、すごい風が吹いた。風が落ち着いた夜明けに車を走らせようと思ったが、道路などに樹木が倒れ、孤立状態の集落も数多くあったという。

 復旧作業で数日後には道路も通れる所が多くなったが、場所によっては土砂崩れなどで長い期間通れなかった道もある。田中さんは台風被害が落ち着いた頃に緑川を見に行き、変わり果てた様子にがく然としたという。「過去にも大きな台風や大雨はあったが、ここまでひどい被害は初めて。水深のある渕などに山のように砂が溜まるなど、これまで知っている川とは全く違うものに変わっていた」と話す。

(詳しくは釣りタイム本誌にて)

※仕掛け図、地図など 詳細は「熊日釣りタイム」第617号(令和5年3月9日発行)をご覧ください。

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